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1999年03月11日
アナログ賛歌
いつだか、例の安原一式がいくつかのイベントで公開されるといったことを書いたと思うけど、量産型が展示されるイベントとして、今月20日から22日にかけて東京ビッグサイトで開催される「ノスタルジック モノワールド」と併設開催される「東京ノスタルジックカーショウ」も要注目かな。痛いのは入場券が前売りで1,800円(小学生以下は無料)ってことぐらいか。両者の共通前売り入場券は2,800円ってことだけど、う?んどうしよう。
ノスタルジックとはいえ、アナログを貫徹するほどのイベントではなく、ちょっと前の製品群(せいぜい今世紀)を並べ立てたともいえなくないけど、いやだからこそ「アナログ」感はひとしおだ。あまりに古いものはもはやアナログではなくアナクロなわけだし(笑う)。っていうか記憶にないものはノスタルジーにひたることはできないわけだから、このイベント名はあながち遠くはない。
個人的な見解では、「古いからいい」のではなく、現在では製造コストの面から排除された、ありし日の「高性能」にこそ価値を見いだせると考えている。だから今日流通している、あるいはこれから生み出されるものであってもすばらしいモノはあるだろう。
価値の定まったモノにのみ関心を寄せるのは簡単快適だけど、それは「モノ」を見抜く眼とは何の関連もない。審美眼を鍛えるのは並み大抵ではないということだね。
注意すべきは、万人にとって古き懐かしいからといって、それが必ずしも性能・機能に基づいた評価とは限らないということ。どういうカタチで流布・流行が発生したかが問題だ。これは音楽なんかにも言えるなあ。
投稿者 kawabata : 1999年03月11日 15:56